論理とスケッチ

手のひらサイズのスケッチブックを買った。100枚綴りで325円、銀座伊東屋にて。


これは伊丹十三が20代のころ出版したエッセイ集『ヨーロッパ退屈日記』のイラストを、昨日模写したもの。ラジオCMをまとめて聴いているときに手を動かしていた。元の絵と比べると、ずいぶん雑だし歪んでいるのだが、まあ仕方がない。ちなみにペンはラミー社の「サファリ」というカジュアルな万年筆をつかった。

頭のなかが混乱しているとき、ちょっと身を引いて、脳内の風景をスケッチしてみたい。
AとBが争っているとき(人でも国でも組織でも)、少し離れた場所から、シーンを描いてみたい。
論理のようなスケッチ。スケッチのような論理。そのあたりの面白さを日々手探りで捜しているのだと思う。