【メモ】タバコと「多様性」をめぐる論点

オランダ「多様な価値観の矛盾」の論理パズル的考察(2015-10-27)の記事について、
ある大学の先生から興味深いコメントをいただきました。禁煙に詳しい先生です。

多様性を認めよ というのがタバコ産業の合言葉になってるからなあ(Y教授)

たしかに「多様性」という言葉にはいいイメージがありますね。
これについては、どう考えればいいでしょうか?


※マウスでお絵かき。深い意味はないです。


私は次のように考えます。

タバコと「多様性」をめぐる論点

  1. 「多様性」=「あらゆる主義主張を認める」ではない。
  2. 実際には、「タバコを吸う権利」と「タバコを吸わされない権利」が対立している。

「多様性」が制限を受けるのは当たり前の話です。
(「奴隷制」「人肉食」「ナチズム」…は認められない)
だからこそその範囲を具体的に検討しなければいけないと思います。

【曖昧な質問】
・「多様性は是か非か?」

【明快な質問】
・「タバコを吸う権利」(自由)と「タバコを吸わされない権利」(健康)のどちらを優先するか?

答えが共有できないときはまず質問の共有から、だと私は思います。
みなさんはどう思われますか?