あなたはシャルリー? Are you Charlie?
フランスの風刺週刊誌「シャルリー・エブド」襲撃事件について。Q&A JapanグループとFBの自分のページで意見を訊いたところ、30人近くが回答を寄せてくれた。
テロ自体を正当化する意見はこの1人を除いて皆無。イスラム教徒も他の人々も、原則として暴力を正当化することはない。ぼくのメモから、いくつかの意見を取り上げてみよう。
(イスラム教徒の意見)
- 彼ら過激派は、僕たちのイスラムとはちがう。(インドネシア)
- 彼らはイスラムではありません。イスラムは平和の宗教です。「イスラム」の場合だけテロ扱いされるのはおかしい。(トルコ・女)
- どちらも悪いと思う。シャルリーはイスラムへの憎悪を拡散させた。殺人者たちは過剰に反応しすぎた(インドネシア・男)
- イスラムの教えでは、どんな敵であれ寛容さをもって扱います。レイシズムはコーランの教えではありません。(サウジアラビア・男)
- 宗教ではなく人を批判すべき。イスラムは他の宗教を貶める教えはしていない。
- シャルリーはイスラムを毎週侮辱していたからね。もちろん殺人には反対だけど、「権利」か「侮辱」かという「表現の自由」は毎回際どい問題になるよ。(チュニジア・男)
- (画像のみ)(トルコ・男)
- イスラム教徒は自分たちを「平和的な宗教」というが、このような事件は今回に限ったことではない。(インド・男)
- 風刺画かどうかは関係ない。ボコ・ハラムやリビアの過激派をみてみよう。何の理由もなく、彼らがどんな残酷な行為を行っているか。(イタリア・男)
- イスラムは 21世紀の宗教ではない。6世紀*のままの基準で行動している。シャルリー・エルボは単なる風刺であり、彼らには表現の自由がある。(オーストラリア) *7世紀の間違い?
- イスラムは野蛮。多くの他教徒がイスラムの脅威にさらされている。(インド・男)
- ペンに銃弾で仕返しするのは、あってはならないこと。平和的なイスラムはOKだが、過激派は断じて許されない。(ブルガリア・男)
- シャルリーは自分たちの意見を表現しただけ。それに過剰反応して悪を働くべきではない。また、一般のイスラム教徒は、彼らテロリストに対してNO!と言うべきだ。西欧諸国が多くのイスラム教徒を殺したという意見もあるが、歴史は歴史として分けて考えるべきだ。(オーストラリア・男)
- コーランには少なくとも199の攻撃的な教えがある。イスラムには女性差別もある。(ウルグアイ・男)
(非イスラム教徒・その他の意見)
ぼくの見解をメモしておくと…
多くの人にとって信仰は人生の大切な土台になっている。相互理解の観点からすると、相手の信仰を否定しつつ相手を説得しようとするのは、もっとも効率の悪い方法である。