2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

論理の短歌

○なぜという 問いの背後の その奥に ろんりはいます 息をひそめて○常識を 踏み歩くひとの 足もとに とてつもない穴が 広がっている○議論する 死に物狂いで 当人も なんの議論か わからなくなるほど○正しさと正しさと 正しさと正しさが ここにも溢れている ご…

前提に遡ること

論理とは、簡単にいえば「前提から結論にいたる筋道」のことです。だから、論理的に考える時には結論だけを見るのではなく、前提まで遡ることが大切になります。古代インド人は自分たちが住む世界を「3頭の象が大地を支え、巨大な亀が3頭の象を支え、大蛇…

あほとばかととんまとまぬけ

あほと ばかと とんまと まぬけなかよく くらしていた そこに やってきたのはぼんくら ぼんつく とんちき とうへんぼく でくのぼうあわせて8にんで いつまでも くらしましたとさ

こねこがみたおやねこ

こねこがみた おやねこおやねこがみた じいさんねこじいさんねこがみた あまぐもあまぐもがみた かいがらかいがらがみた すなつぶすなつぶがみた とおいむかしとおいむかしがみた くびながりゅうのほねくびながりゅうのほねがみた ながれぼしながれぼしがみ…

おおすぎる

ひとつじゃ おおすぎるよふたつは かぞえきれないねみっつなら おおよろこびよっつで じゅうぶんさいつつ くださいな

もぐらたたきのおわり〜喫煙派と禁煙派。議論のどこが かみ合っていないか

※『禁煙ジャーナル』2011年12月号に寄稿した記事を転載します。喫煙擁護論への批判ではなく、「議論のどこがかみ合っていないか」に焦点をあててみました。渡辺編集長から資料をどっさりいただきました。猪瀬直樹、岩見隆夫、養老孟司、森永卓郎、黒鉄ヒロシ…

誰が決めるか?(モノの意味)

モノの意味は誰が決めるのか?「これは椅子だ」または「これは椅子ではない」と決めるのは誰か?椅子のような、椅子でないようなモノがあるとします。製作者が「これは椅子だ」と言えば椅子になり、「これは椅子ではない」と言えば椅子ではなくなるのでしょ…

天動説か地動説か

天動説と地動説はどちらが正しいのでしょうか。 天動説:太陽が地球の周りを回っている。 地動説:地球が太陽の周りを回っている。 ひとつたしかなのは、この2つの説の「結論」だけを見ていても、答えはわからないということです。 「太陽が地球の周りを回…

迷子の王様(結論へといたる道に注目する)

迷子の王様が道にたたずんでいました。「王様、あなたはどこから来たのですか? どんな道を通ってここへ来たのですか?」「どこから来たのか、とんとわからぬ。 わしの国はどこにあるのだろう…」 いま、どこにいるのかを知りたい。そのためには どこからスタ…

「座ることを拒否する椅子」は椅子か?

(広辞苑) 【椅子】こしかけるための家具。腰掛け。「ーに掛ける」(角川必携国語辞典) 【椅子】こしをかけるための家具。「座ー」 辞書にはこんな説明が載っています。では、岡本太郎の作品「座ることを拒否する椅子」は椅子なのでしょうか。それとも椅子…

殺し屋(論理的とはどういうことか?)

殺し屋「お前を殺しにきた」 男 「なぜだ?」 殺し屋「なぜなら、お前が死ぬほど好きだからだ」 殺しにきた理由が「お前が好きだから」だと、 殺される側も納得がいきませんね。 では、どんな理由なら納得できるでしょうか? 「なぜなら、闇の組織からお前を…

マンホールの彼女(なぜ論理が必要か?)

「なぜ論理が必要なの? 教えて」 彼女はマンホールから顔を出して、不思議そうに尋ねました。 「それより、なぜ君はマンホールから出てきたの? どうして服を着ていないんだい?」 ボクは彼女に尋ねずにはいられませんでした。 私たちの日常には「なぜ?」…