モロッコからのメッセージ(シャルリー・エブドについて)

フランスでシャルリー・エブド社が襲撃されたテロ事件に関して、モロッコの友人からメッセージをもらったのでご紹介。
彼女はカサブランカ在住の女子大生で、ぼくはスカイプでも何度か話したことがある。日本のアニメや文化に関心がある大学生だ。

こんにちは、ヨシカズ (^^) 「シャルリー・エブド」について、私の意見を言わせてもらっていい?
私は表現の自由を信じています。でもその自由は他の人々と接触するとき終わるのだと思う。
ムスリムにとって預言者ムハンマド尊い存在なんです。だから私たちは今回のようなひどい行為を受け入れることはできません。
私は信仰の自由を信じています。それぞれの人にはどんな宗教を信じる自由も、無神論を選ぶ自由もあります。そのことは気にしません。でもそれは、私が私たちの預言者への攻撃を受け入れるということではないんです。

私はテロリズムには反対です。私はムスリムです。私は間違うことがある、だけどそれはイスラムが間違っていることことを意味しません。イスラムは完全なんです (^_^)
(以下略)

この問題を考えるときには、「ルール」と「コミュニケーション」の区別が必要だ。(1)シェルリー・エブドの風刺画はフランス社会のルールでは許容されている(過激派のテロは明白なルール違反であり許されることはない)(2)一方、コミュニケーションの観点からいえば、シャルリー・エブドの嘲笑的な手法は、平和的な関係を破壊する効率の悪いやり方だといわざるをえない。