オリンピックエンブレムと武田邦彦の盗作疑惑

巷で話題のオリンピックエンブレム類似問題。ベルギーの劇場のマークと東京オリンピックのロゴはたしかに似ている。とはいえ、デザイナーの佐野研二郎氏が劇場のロゴを意図的に真似たという証拠はどこにもない。今のところは、偶然の一致と考えるべきだろう。


このロゴ問題について、武田邦彦氏が「佐野研二郎氏を痛烈批判」なのだそうだ。

武田邦彦氏が東京オリンピックエンブレム盗作疑惑で佐野研二郎氏を痛烈批判


東京オリンピックのエンブレムの場合はデザインの偶然の一致(おそらく)が問題となっているわけだが、武田邦彦は有名な論文からわざわざグラフを盗用している。(間違った説明つきで)

武田氏の『早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい』(竹書房新書)のデータの扱い方については、リンク先記事をご参照ください。

「ニセ科学本」はデータをどう扱っているか?

武田邦彦はもちろん、発売元の竹書房と、雇い主である中部大学も人命に関わる問題でこれだけのデタラメを許していることを恥ずべきだろう。