フェイスブック友達とフィリピン台風

最近、外国人のフェイスブック友達が増えた。1、2ヶ月でたぶん300人ほど。けっこうなハイペースだ。日本語を学びたいグループのページに書き込みしていると、いろんな人が気軽に友達申請してくれ る。簡単な挨拶だけでも未知の言語を試してみるのは、とても楽しい。

そんな中でひとつ印象に残っているのが、フィリピンの若い主婦とのやりとりだった。「フィリピンで日本とアメリカが戦ったことについて知っている?」と訊かれたので、「レイテ島の戦いは有名だよね。授業で『レイテ戦記』も読んだよ」と答えてみた。(『レイテ戦記』はぼくの勘違いで、授業で読んだのは大岡昇平『野火』でした)。

ところが彼女はむしろ戦時中のフィリピン人犠牲者について話したかったようだ。調べてみると、太平洋戦線における日本人戦没者はフィリピン戦線が最大で、 50万人以上。ところがフィリピン人犠牲者は実に100万人以上。日米両軍合わせたよりもずっと多い。これには驚いた。

歴史の評価はともかくとして、そう遠くない過去に日本とフォリピンに強烈なかかわりがあったことは紛れもない事実だ。そのことを忘れてしまっている日本人は、自分も含めて案外多いのではないか、というのが素朴な実感である。

ユニセフによると、台風30号(ハイエン)の被害を受けて、いま400万人の子どもたちに緊急支援が必要だそうです。下記リンク先の日本ユニセフや Planジャパンならクレジットカードで簡単に募金ができます。ひとり1000円でもかまわないので、気になる方はぜひ。

日本ユニセフ フィリピン 台風30号 緊急募金
Plan プラン・ジャパン(子どもと築く、未来のしくみ)台風30号(ハイエン)緊急復興支援
Yahoo!基金【寄付が2倍になります】

You can easily donate for saving children.