ハンセン病療養所の緑

ハンセン病療養所(多磨全生園)を取材。かつては法律によって強制的に社会と隔離されていたが、今は誰でも敷地内を散歩できる。国立ハンセン病資料館で語り部もされている佐川修さん(84歳)は東京下町の生まれ、14歳の時に東京大空襲に遭って妹が焼け死んだ。自身も大やけどをして避難先の病院で看てもらったところ、ハンセン病感染が分かったのだという。それ以来70年間、療養所で暮らしている。最近は弟妹たちが年に1回やって来てくれるそうだ。