トヨタCM「親子に同じ質問をしてみた」篇

質問すれば、発見がある。

それはなぜでしょう。「質問→回答」というプロセスによって、浮かび上がってくるものがあるからです。

例として、「親子に同じ質問をしてみた」というトヨタのCMを見てみます。Youtubeでは半月で350万回ほど試聴されているようです。

このドオキュメンタリーCMでは、何組かの親子に対して4つの質問が投げかけられています。

  • Q1:どのくらい連絡をとりあっていますか?
  • Q2:どのくらい思い出しますか?
  • Q3:お互いにもらった思い出のものは?
  • Q4:家を出た時どう思いましたか?

それぞれの質問は、「どのくらい(how)」「なにを(what)」などを自由に答えてもらう「オープンクエスチョン」です。ところが、親と子で回答に違いがあります。

参考記事:オープンクエスチョン/クローズドクエスチョンとは?

【CMの構造】

・同じ質問を親子にする(質問)

・親と子の回答がちがう(発見)

・「親から子への思い」と「子から親への思い」がちがう(発見)

・「愛されている分だけ、やさしさで返そう」(行動)
 「感謝したい 気持ちをのせて」

こうして見ると、「質問→発見→行動」への道筋がシンプルに描かれたCMだということがわかります。人によって好みは分かれるかもしれませんが。

質問すれば、発見がある。

私たちも、質問をつうじていろんなことに気付けるといいですね。