年賀状はなぜ新年になっても投函口が別なの?

前から不思議に思っていたことがあった。それは、年賀状の投函口が新年になっても一般の郵便と別になっていることだ。12月ならモチロンわかる。年賀状を別扱いにしないと12月中に届いてしまうから。だけどなぜ新年になっても別々のままなんだろう。

1月初旬、年賀状の返事をだすために郵便局へ行った。局員さんに「年賀郵便の方に投函してください」と言われたので、「その方が早く着くとかあるんですか?」と訊いたところ「特にないです」との返事。「じゃ、なんで分けるんだろう」とやっぱりモヤモヤのまま数日が過ぎた。


東京駅前にある東京中央郵便局のポスト。1月8日までは年賀郵便専用の投函口が儲けられている。

昨日、思い切って日本郵便「お客様サービス相談センター」に質問してみることに。プッシュホンの操作をした後、若い女性が電話口に登場。

私:「ちょっと質問したいことがあるんですが」

オペレータ:「はい、なんでしょう」

私:「年賀郵便の投函口は、なんで新年になっても別々なんですか?」

オペレータ:「ポストに2つ投函口がありますね。年賀状のシーズンには、左側の投函口が年賀郵便用になります。一般の郵便には定形外の大きな郵便物もふくまれますが、年賀状はだいたいふつうの大きさのものが多いですから(ニッコリ)」


なるほど、ふつうの大きさ用の投函口を年賀郵便に使っているのか…。って、それは面白い情報だけど質問の答えになっていない。

なんどか説明してやっと意図が伝わり、折り返し連絡してくれることになった。が、なぜかその瞬間、電話が不調に。相手の声はこちらに聞こえるのに、こちらの声が相手に伝わらない。「もしもーし。もしもーし。お客様…。もしもーし!」というお姉さんの声を残して、いったん電話を切らざるを得なかった。

再度、お客様サービス相談センターに電話するも、今度は(当然ながら)別のオペレータが登場。同じ人につなげるのは無理とのことなので、もういちど最初から説明を試みる。ここでも「年賀郵便の扱いは今日までで、明日からは通常に戻ります」など、なかなか話が伝わらなかったが、何度か説明してやっと回答してもらえることに。

私:「年賀郵便の投函口は、なんで新年になっても別々なんですか?」

オペレータ2:「年賀はがきには消印を押さないんです」

私:「なんで消印を押さないんですか。量が多いからですか?」

担当オペレータ2:「そういうことですね」


つまり、年賀状は量が多い。だから消印を押さないなど通常郵便とは別扱いになっている。そのため年が明けても1週間ほどは通常郵便と投函口が別になっているというわけだ。

これでやっと疑問が晴れた。別扱いにしないとどれぐらい作業が大変になるのかは、まだ気になるところだけれど。


◎まとめ
  • 質問:年賀郵便と一般郵便の投函口はなぜ新年になっても別々なのか?
  • 方法:電話で郵便局のお客様相談センターに質問してみる
  • 答え:年賀はがきは量が多いので消印を押さない。だから一般の郵便とは別扱いになっている。
  • メモ:窓口にでた担当者に質問の意図が伝わるまでに時間がかかった。もっと簡潔に伝える工夫がありそう。