出版セミナーに行ってみた(2)

幻冬舎セミナーから戻って、家で考えてみたのは、単なる「質問」だと範囲が広過ぎる、漠然としすぎているということでした。

それからどんな順序で考えたか忘れてしまいましたが(昨日の日曜は1日かけて面白い研修を受けたので)、「こんな人に伝えたい。読んでほしい」というイメージが浮かんできました。

それはぼくと同年代の女性です。

自分と同年代の女性に話して、「なんか面白そう」「なるほど」と思ってもらえる内容にしたいと思いました。逆に、そこでまったく理解されない内容だと、出版にこぎつけることは難しいでしょう。

女性がどうやって「自分らしさ」「その人なりの自然体」「幸せ」をみつけるのか、ぼくは興味があります。昔ながらの「女は……であらねば」という価値観が崩れた一方、「じゃあ、どうしたらいいか」について、社会はまだまだ遅れていて、自力で答えをさがすしかない。ぼくにはそう見えます。勝手な思い込みかもしれませんが…。

そんな女性が読んで、「あ、なるほど。そんなやり方があるんだ」と思ってもらえる本にしたい。それが現時点での本の目標になります。まあ、女性がよろこんでくれると、自分が単純に嬉しいというところもありますが。

現時点でのコンセプトは「自分が楽になるための質問術」。

その観点から、まずは今までストックしたネタを取捨選択してみようと思います。

コミュニケーションの中で「話が通じない」「分かってもらえない」という感覚。あるいは自分自身に対して、「うまくいかない」「何から始めたらいいのかわからない」という焦りや不安。そこに質問の技術がどう役立つのか…

付け加えていえば、このコンセプトは「傾聴」(ロジャーズの来談者中心療法)ともリンクします。

私が傾聴を習っている岩松さんは「自分自身との関係をよくする」「自分が楽になる」ことを傾聴の基礎に置いています。ロジャーズの文献に触れてみて、それがまさに傾聴、あるいは傾聴的なコミュニケーションの中心になると、ぼくも思いました。傾聴との関係も合わせて整理してみることで、実践的な質問術の本にしたいと考えています。

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