出版セミナーに行ってみた

幻冬舎の出版セミナーに行ってみました。

もう少し正確にいうと、幻冬舎ルネッサンスという幻冬舎グループの自費出版会社があって、その無料セミナーに参加してみたのです。

ぼくは商業出版の経験があるので、この『質問学』(仮)を自費出版することは今のところ考えていません。とはいえ、原稿を書き出版を実現するヒントが無料でもらえるなら、足を運んでみる価値があるだろうと思ったのです。(自分が基本的には商業出版を目指していることは申し込みメールにも書いておきました)

1時間のセミナーは、流通や本の書き方など出版についての分析がコンパクトにまとめられていて、なかなか刺激になる内容でした。

本の書き方は、文芸書と実用書で違ってきます。幻冬舎ルネッサンスの場合は、小説など文芸書が書きたい人が多いということでしたが、ぼくの場合は実用書などのジャンルになります。

幻冬舎独自の分析が面白かったのですが、それをここで詳しくは書けません。もう少し一般化して言うと、「タイトルが大切」「ターゲットの設定が大切」「構成は…が大切」などの話になります。ごくオーソドックスな話ですね。「タイトル」「ターゲット」など当然注意しなければいけないポイントについて、幻冬舎独自のノウハウがあるということなのでしょう。

そういえば、ぼくが白夜書房から出版した『笑って禁煙できる本』も、最初の企画やタイトルはぜんぜん違っていました。タイトルについていえば、「当初の案では書店のどの棚に並べればいいのかはっきりしない。一目見ただけでジャンル・内容が分からなければいけない」ということで変更になった経緯があります。

1時間のセミナーが終わったあと、希望者は自分の企画について個別相談することができます。ぼくはその場で個別相談にも申し込みました。原則として商業出版を目指していることは伝えたうえで、自分が今考えている企画を話し、自費出版にかかる費用や流通事情などについて教えてもらいました。

流通する本は、タイトルの付け方にもいくつかのパターンがあります。
「……の50のルール」
「世界一わかりやすい…」
「たった…で…できる方法」
「…は…するな」
「…はなぜ…なのか?」
「…(A)…(B)」(対比)
「…の真実」
「…のウソ」
「…力」
などなど。

たとえば、このブログのタイトル「質問学」のままだと、本のタイトルとしては弱い。企画は通らないだろうなと思いました。

逆に、流通する本のタイトルのパターン当てはめると自分の企画はどんなタイトルになるのか。
それを考えてみることで、企画を一歩進めることになります。
「世界一わかりやすい質問の技術」
「質問メソッド50」
「3つのルールで質問名人」
スティーブ・ジョブズは鏡の前で何を質問したか?」
「ムカつく質問、わくわくする質問」
etc. 
帰りの電車で思いつくままメモしてみました。

(つづく)

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