羽生善治さんの場合

一つ負けたから、一つ失敗をしたからといってくじけていたのでは、とてもではないがプロ棋士として生きて行くことはできない。負けたとしても、正面から100%『負け』を受け止めるのではなく、適当に受け流す図々しさも必要ではないかと思う。

将棋の羽生善治さんは、棋士として一番大切な資質はそんな「打たれ強さ」だと言っているそうです。

「勝負に負けた」「悪口を言われた」「誰も認めてくれなかった」「あいつばっかりズルイ」「不公平だ」「なんでそんな不正義が許されるんだ」・・・同じできごとでも、それをどう受け止めるかによって、こちらの感情の起伏は大きく左右されます。

逆にいえば、自分の感情を少し距離を置いて見つめることができれば、「ああ…自分はいまこんなことで腹が立っているんだ」などという風に「気持ちの現在地」を知ることができます。すると、気持ちを切り替えて次の行動に移りやすくなります。

羽生善治さんは、「頭を使って、疲れた時は体を使う。体を使って、疲れた時は頭を使う」というように、意図的に違うことをすることで、気持ちを切り替え、自分をコントロールしているそうです。

皆さんも、自分なりの気持ちの切り替え方が見つけられるといいですね。

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