デンマーク人女性を道案内

昨日歩いていると、西洋人女性が立ち止まってスマホを見ていました。どうやら道に迷っている様子。

「声をかけようか、どうしようか…」と思いながらそのまま近づくと、向こうから声をかけられました。「○○△△株式会社」に行きたいのだとか。住所は「東京都中央区××三丁目-※-※」

地名は分かるのですぐに案内できるかと思ったのですが、結局、工事現場の人や通行人、配達業の人に尋ねながら、15分ほどかかってたどり着きました。迷わなければ2、3分もあれば着く距離でしたが。

女性はある日本産食品の輸入業で、デンマークコペンハーゲンから来たのだとか。

コペンハーゲンといえば「アンデルセン」? 彼女はうなずいたあとで「※※※※」と言います。僕は最初聞き取れなかったのですが “philosopher”(哲学者)とも。どうやら哲学者のキェルケゴールコペンハーゲン出身だと言いたいようです。僕は十代のころにキェルケゴールの『死に至る病』を読んだことがあると話しました。

ようやく目的地にたどり着くと、女性はコペンハーゲンの連絡先を教えてくれ、握手してわかれました。

道案内としては、ほとんど失格に近いものでしたが、目的地をさがしながら、遠くの国の人と会話をするのは面白い体験でした。

「知ること」「聞くこと」の楽しさが、ここにも!

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