飲み会の質問術
高校の同級生との忘年会に参加しました。中高一貫の男子校。1学年3クラスの少人数で6年間をすごしたので、当時は交流がなくても、お互いに何となくは知った仲です。Facebookなどをつうじて、首都圏在住者の一部が集まりました。
結果的に参加者は9人。ぼくを除いた8人のうち7人は大手企業勤め。残りの1人は某官庁の課長。官庁の課長というと、民間企業なら役員クラスでないと会うことができないくらいだと、誰かが解説してくれました。ほう。
ぼくは一部上場企業を辞めてしまいましたが、ぼく以外の8人は安定した職業についている「勝ち組」ですね。
以前はこういう場が苦手でした。何を話したらいいのかわからなかったからです。
ところが、最近は平気になってきました。自分が話すのでもなく(←何を話したらいいかわからない)、かといって黙っているのでもなく(←退屈)、相手に興味をもって積極的に質問すればいいとわかったからです。
同級生の集まりなので、話題は中学高校時代の話や共通の知り合いの話、また参加者の近況などになります。
たとえば、ある友人は仕事でインド、ロシア、ドイツなどに出張に行っていました。「それは何のために行くの?」と質問してみます。すると面白い話が聞けました。彼が勤めている会社には、海外支社もある。その支社も含めて、どの航空会社を使用するかのとりまとめをするのだと。
日本でいえば、出張で使う航空会社をJALにするのかANAにするのか、ということですね。それが世界規模になると、JALなどが加盟する「ワンワールド」、ANAなどが加盟する「スターアライアンス」、そしてもうひとつ「スカイチーム」という3つのネットワークがあります。そのどれを使うかをとりまとめて金額交渉をします。すると、会社全体でいえば何千万円もの経費削減に繋がるというわけです。
そんな仕事があることを、ぼくは知りませんでした。でも経費をどう削減するかは企業にとってはとても大切ですよね。
もちろんぼくが自分から話すこともありますが、「積極的に聞いてみよう」という姿勢があれば、むりせず飲み会を楽しむことができます。
皆さんの中に、飲み会が苦手な人がいらっしゃったら、ぜひ試してみてください。
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