悲劇を創作する人(問題編)

文字が読めるでしょうか・・・

気仙沼で発見された携帯に残された最後のメールです。

この原稿は私が担当をしている新聞の
今月分の原稿です。
いつも手書き文字とイラストを書いています。


「もうバッテリがないよ
痛いと言わなくなったので
妹はさっき死んだみたいです。(T。T)
埼玉はだいじょうぶですか?
またお父さんと一緒に
ディズニーランドに行きたかったです
お父さん 今までありがとう
だいすきなお父さんへ
本当にありが 

享年 長女17才 次女14才 」



真横で妹が死にゆくなか
どんな想いで暗黒と極寒の中、彼女はメールを
残したのでしょう。涙が止みません。

48才のお父様よりこの携帯を見せていただきました。

一周忌の11日(日) 宮城の地にて
祈りの会を行わせていただきます。

14時46分に黙祷を行います。
どうか、皆様各々の場所にて黙祷を御奉げくださいますよう。

「最後に伝えたかったこと 
〜故人に伝えたい47のメッセージ〜」 はこのような
命の大切さを気づかせていただける、ご遺族様の機長な
言葉を、同じく手書き文字・挿絵いり のタッチで出版
いたしました。 

点字本・朗読CDもまもなく完成予定です。

これは先週、フェイスブックで何千人もがシェアした、震災関連のエピソードです。十代で亡くなった姉妹や、48歳のお父さんの心情に思いを馳せ、涙した人も多くいました。
書いたのは尼僧Tさんで、類似のエピソードを集めた本も出版しているそうです。

一方、この悲痛な話について、不自然な点を指摘している人もいます。この話は実話ではなく、創作である可能性が高いというのです。どのあたりが不自然か、皆さんもよかったら考えてみてくださいね。