ACCグランプリ作品、東海テレビ「戦争を、考えつづける」シリーズ

東京・有楽町でACC(全日本シーエム放送連盟)CMフェスティバルの入賞作発表会を見てきました。今年のテレビCMのグランプリは東海テレビのキャンペーン「戦争を、考えつづける」シリーズでした。2位以下がサントリーペプシ・BOSS)、Appleauなどおなじみの企業なので、地方テレビ局のCMがグランプリというのはちょっと異色な気がします。審査員15名のうち11票の支持を集めて選ばれたのだそうです。

フィルム部門審査委員長・古川裕也氏(電通)がテレビCMをジャーナリズムの関係について触れた後、ジャーナリズムの役割を「答えを出すことではなくて、適切な質問を世に投げかけ議論を巻き起こすこと」だと言及していたのが印象的でした。このCMシリーズは「あなたにとって、戦争とは?」と問いかける構成になっています。

YoutubeでもTVCM10本シリーズ(5分45秒)を見ることができます。東海テレビの報道部記者・繁澤かおるさん(28)が「戦争を、考え続ける」をテーマに、人々を訪ねます。

  1. 繁澤かおる(28)・東海テレビ報道部記者(30秒)
  2. 認知症グループホーム・その1(30秒)
  3. 認知症グループホーム・その2(30秒)
  4. 嫌韓発言・ネット右翼(30秒)
  5. 繁澤さんの祖母(30秒)
  6. 在特会デモ(45秒)
  7. サバイバルゲーム(30秒)
  8. シリアで戦争に参加してきた青年(30秒)
  9. 2〜8を取材した記者の感想(45秒)
  10. あなたにとって、戦争とは?(45秒)


答えを出すのではなく問いかける内容のCMキャンペーン。あなたにとって考えるきっかけになりましたか?
 ちなみに東海テレビのキャンペーンは、2013年「交通事故」、2014年「東日本大震災」もYoutubeで見ることができます。