「過去」の対処法と「ウソ」の対処法。平井智子先生の子育て講演会

今週、子育てにかんする講演会を聞きました。講師は平井智子先生。私が傾聴を習っている岩松正史さんの先生にあたる方です。これまでに岩松さんを通して聞いたことと重なる話だったので、内容はすんなり理解できました。

印象に残ったことを、2つメモしておきます。ひとつは、過去の失敗について。

過去を悔やむのは、今の状態よくないとき。
だから、今の状態を良くするようにしましょう。

恋愛にしろ仕事にしろ、「過去を悔やむ」ということは、今の状態がよくない場合が多いですよね。今すごく充実していたら、過去の失敗も笑いとばせる!…はず。過去のことで頭がいっぱいになったら、今現在の自分を振り返ってみるといいかもしれませんね。

もうひとつは、「子供のウソ」について。私が平井先生にこんな質問をしてみました。

大事にしていた花瓶が割れてしまった。犯人は2人の子どものどちらかのはず。だけど、2人とも「自分はやっていない」と言う。そんなときはどうしたらいいですか?

すると、先生は逆に私に質問をしました。「それが許せないとしたら、その理由は何なのでしょう?」と。

それに対して私は「2人のうち、どちらかはウソをついているから」。すると先生は「ということは、あなたの中に『ウソをつくのは良くない』という価値観があるんですね」と。

たしかに、言われてみれば私は「ウソをつくのは良くない。さて、どうしよう?」という前提で質問していました。でももしかしたら、そのウソについての善悪には触れずに、子供の話を聞いてあげるという方法もあるかもしれません。

  1. 「ウソをつくのは良くない」という前提で、何らかのペナルティを与える
  2. ウソについての判断は保留して、子供たちの言い分を受け入れてあげる

皆さんはどう思いますか?

私は「どちらが正しい」というよりは、「子供に対する選択肢が1つ増えた」と考えてみたいと思いました。1番目の行動しかできないよりも、1と2から選べる方が、より柔軟に対応できるのではないかと。

具体例を挙げて質問して答えをもらうことで、考え方や行動の選択肢が1つ増える。それってなかなかいいことだと思いませんか。

【Q】
子供がウソをついているとき、あなたならどう行動しますか?

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