迷子の王様が道にたたずんでいました。
「王様、あなたはどこから来たのですか?
どんな道を通ってここへ来たのですか?」
「どこから来たのか、とんとわからぬ。
わしの国はどこにあるのだろう…」
いま、どこにいるのかを知りたい。そのためには
どこからスタートして、どんな道を通ってきたのか
知っておく必要があります。
わたしたちの日常の思考もこれに似ています。
結論だけをぼんやりと眺めていても、
それが正しいのか間違っているのかわかりません。
その思考がどこから出発して
また、どんな道筋を通って、
結論が導かれたのかを知っておく必要があるのです。
出発点:前提
結論にいたる筋道:論理