百年後の予言
「百年後に人類は月面に降り立つ」。もし1869年に誰かがそう書き残したとしたら、後の世の人は「なんでそんな予言ができたんだろう」と驚くに違いない。
一方、「百年後に人類は月面に降り立つか、降り立たないかのどちらかだ」と書き記したノートが見つかっても、たいした驚きはなかったはずだ。
論理的に正しい記述が驚きや感動をもたらすとはかぎらない。
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「新聞というものは、ニュースが載っていようがいまいが、単語の数はぴったり同じだ」(ヘンリー・フィールディング/イギリスの小説家 1707-1754 )
史上初めての新聞は1605年にフランスのストラスブールで刊行された『レラツィオン・アレル・フュルネメン・ウント・ゲデンクヴュルディゲン・ヒストーリエン』。
(『人類の歴史を変えた発明1001』/ゆまに書房)
ただし当時のストラスブールはフランス領ではなかったので、この記述は正確ではない。