謎のプレート(解答編)
問題:これはなんでしょう?
ヒント:毎日、ものすごいスピードで移動しています。
答えは後回しにして、まずこの謎のプレートの全体を見てみましょう。
点字と図が、まるで現代アートのようですね。
とほほの点字入門
↑こちらのサイトに点字の読み方が載っています。
あいうえおは、左上側の3つの点だけを用います。
かきくけこは、あいうえおに右下隅の点を加えます。
…と、こんな要領で一文字ずつ読みはじめたのですが、最初はどの点がひとかたまりになっているかわからず苦戦しました。慣れると「これは濁音だな」とか「数字だな」とか、見当をつけられるようになります。
この1行は「ぺーぱー(ゆかから60せんち)」と読みます。左端に長方形がありますね。
この短い1行は「てあらい」と読みます。こちらの左端には半円があります。
最初の図を見ると同じ長方形や半円がありました。つまりこれは空間の配置図。上の文はその説明にあたるというわけです。
正解は、新幹線の個室トイレの内側にあるプレートでした。皆さん、わかりましたか。
点字は英語で「ブレイル」(braille)といいます。フランス人のルイ・ブライユ(Louis Braille)が発明しました。
6つの点で表現できるパターンは、2の6乗から1を引いて63通り。それらを組み合わせて、アルファベットや仮名、さまざまな記号を表現するわけですね。
プレートの説明文は、以下のようになります。
こしつないあんないず(よーしき)
※かぎを かけて ごしよー ください
ぺーぱー(ゆかから 60せんち)
すいせん せんさー(ゆかから 120せんち)
てを かざすと みずが ながれますてあらい
おぶついれ(とってしき
ゆかから 40せんち)
べんきに すわって みぎに あります。れんらくよー ぶざー
(ゆかから 120せんち)