なぜ日曜の次は月曜か?

今夜は金星と月と木星がほぼ一直線に並んでいました。肉眼で見ると、なかなか神秘的な光景だったのですが、ケータイだと木星が写らなくて残念。

ところで、一週間がなぜ日月火水木金土…と並んでいるかご存知ですか?

実は古代エジプト占星術に由来するのだとか。
当時、大地は不動のものと思われていて、天上に浮かぶ惑星は遠い方から

の順に並んでいると考えられていました(太陽も月も惑星のうちってことですね)。そして、この7つの天体が順番に地上の時間を支配するというのです。

たとえば、今日の最初の時間が土星だとします。
次は木星、その次は火星…というように移り変わって、
翌日の最初の時間は土星から
24番あと(24時間後)の太陽になります。
翌々日の最初の時間は
さらに24番あとの月になります。

つまり、毎日の最初の時間を支配する星は
上記の順番を2つ飛ばしで交替していきます。

土→日→月→火→水→木→金。

こうしておなじみの順序になりました。



ふだん当たり前に思っていることも、
調べてみると面白い発見がありますね!
ちなみに、7つの曜日が日本に入ってきたのは意外に古く、
平安時代藤原道長の日記にも記されているのだそうですよ。



(参考)
「日本大百科全書」<週>
小学館)
「世界大百科事典」<週>(平凡社)