2012-04-20から1日間の記事一覧

クオリアメモ(1)

ゾンビ論法は循環論法?のつづき「主観的体験をともなう質感」を「クオリア」(qualia)といいます。 特別扱いを認めないことで発展してきた科学が、いまだに特別扱いせざるをえないのが、私たちの意識、主観的体験である。(中略) ここで、クオリア(quali…

クオリアメモ(2)

クオリアメモ(1)のつづきクオリアについて最近考えたことを、ちょっとメモしておきます。この世界が物質でできているとしたら、なぜそこにさまざまな色、肌触りや温かさ、匂いが出現するのでしょう? 将来、人間と同じように動いたり、考えたり、泣いたり…

クオリアメモ(3)

クオリアメモ(2)のつづき 【哲学的ゾンビの議論は成り立たない】 仮説:「クオリア」「意識」「私」は脳の演算結果である。 この仮説を採用するならば、同じ仕組みの脳(計算機)が2つあれば、演算結果も似かよったものになるはずです。つまり、仕組みは…

クオリアメモ(4)

クオリアメモ(3)のつづき「明るさ」のクオリアの話について、もう少し補足してみます。 外部から入力される情報は無限にあります。これを a1, a2, a3, a4, …… とします。この入力情報は脳内で処理されて、 必ず4種類のうちどれかの演算結果が導かれます…