豚肉好きのインドネシア人
インドネシアの女性がSNSに食事風景を投稿していました。そして「豚肉おいしい〜!」と。
「えっ、イスラム教は豚肉禁止じゃ…」と思って聞いてみると、彼女はキリスト教徒でした。両親も祖父母も、みんなクリスチャン。
外務省のサイトによるとインドネシアのキリスト教徒は人口の 9.3%、人口が2.55億人だからその9.3%なら2700万のキリスト教徒がいるということになります。インドネシアはキリスト教が日本よりもずっと普及している社会なのですね。
ミャンマーの男性が自分の街について「仏教寺院が多い」と紹介していたので、「仏教徒ですか?」と聞いたら、彼もクリスチャンでした。wikipediaによると、ミャンマーのキリスト教徒は人口の4%だそうです。
マレーシア人と食事をする機会があって、「彼はアルコール飲まないだろうし、彼の前で飲んでも平気なのかな」と思っていると、彼も平気で飲んでいました。彼は中国系だったので、アルコールも豚肉も平気だったのです。
これはほんの身近な例ですが、国の名前だけを聞いて「きっと○○なんだろう」と思っても、外れることが時々あります。また同じ宗教でも、熱心な信徒だったり、ほとんど形式的なものだったり、ひとそれぞれなことは言うまでもありません。
国とか宗教とかの大きな枠組みから、そのひと個人へ。そこに、人と話す面白さがあります。
フランスの友達とスカイプで話しているときに、「あなたの宗教は?」と聞かれました。ぼく自身は宗教的なものを信じた経験がありませんが、家族の宗教として「仏教と神道」と答えました。
その後「あなたの奥さんの宗教は?」と聞かれて、「えっ?」と思いました。そういえば、妻の宗教なんて聞いたことがなかったのです。聞きにいくと「とくにない」「家もとくにない」とのこと。へえ、そんな風に育つこともあるんだ。
先祖を遡れば何かはあるのだと思いますが、家に仏壇と神棚がある家で育ったぼくにとっては、ちょっとした驚きでした。
【Q】
その人はいま何を信じて生きているんだろう?(宗教的な背景とのかかわりは?)
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