2016-01-01から1年間の記事一覧

モチベーションは低空飛行で

モチベーションは低空飛行で。想像と現実はちがう。高いのがフツーだと思うと、三日坊主になる。低いのがアタリマエだと心得たうえで、気にせず前に進む。すると長く続けられる。↓新ホームページ「きくこといいこと」(アドレスをクリック!) http://kikuko…

羽生善治さんの場合

一つ負けたから、一つ失敗をしたからといってくじけていたのでは、とてもではないがプロ棋士として生きて行くことはできない。負けたとしても、正面から100%『負け』を受け止めるのではなく、適当に受け流す図々しさも必要ではないかと思う。 将棋の羽生善治…

デンマーク人女性を道案内

昨日歩いていると、西洋人女性が立ち止まってスマホを見ていました。どうやら道に迷っている様子。「声をかけようか、どうしようか…」と思いながらそのまま近づくと、向こうから声をかけられました。「○○△△株式会社」に行きたいのだとか。住所は「東京都中央…

ゴールデン街のバーと『リンゴで身につく質問学』

2日連続、新宿で芝居を観ました。その後、2日ともゴールデン街のMというバーに行きました。最近までひとりでバーに行くという習慣はなかったのですが、旧知のお姉さんがママをやっているバーをたずねてみると意外に心地よかったので、新宿で用事がおわると訪…

哲学は役に立たないか?

哲学は役にたたない、という人がいます。これは当たり前の話で、哲学は役に立ちません。役に立つ分野はどんどん哲学から分かれていって、「科学」と呼ばれるようになるからです。たとえば、「人の心って、どんな風にできてるんだろう?」「人がものを考える…

ボビー・オロゴンさんに質問してみた

先月、ナイジェリア出身のタレント、ボビー・オロゴンさんに取材する機会がありました。ボビーさんといえば、いろんな勘違いの交じったヘンテコな日本語で有名。最近では、独特の日本語を活かしてテレビ番組「YOUは何しに日本へ?」のナレーションでも活躍中…

MI(動機づけ面接法)で、やる気アップ!

※この記事は「きくこといいこと」ブログに引っ越しました。

出版セミナーに行ってみた(2)

幻冬舎のセミナーから戻って、家で考えてみたのは、単なる「質問」だと範囲が広過ぎる、漠然としすぎているということでした。それからどんな順序で考えたか忘れてしまいましたが(昨日の日曜は1日かけて面白い研修を受けたので)、「こんな人に伝えたい。読…

出版セミナーに行ってみた

幻冬舎の出版セミナーに行ってみました。もう少し正確にいうと、幻冬舎ルネッサンスという幻冬舎グループの自費出版会社があって、その無料セミナーに参加してみたのです。ぼくは商業出版の経験があるので、この『質問学』(仮)を自費出版することは今のと…

沈黙とお喋り。ディランと私

ボブ・ディランは「沈黙の人」だと思う。ノーベル文学賞の発表から半日後のステージで15曲を披露したが、受賞について語ることはなかった。また、ノーベル文学賞の選考委員会は、丸1日経った時点でディラン本人と直接連絡が取れていないそうだ。 歓喜に沸く…

ディランの詩の世界(の、ほんの断片)

「ボブ・ディラン、ノーベル文学賞」のニュースを知って驚いた。夢がひとつかなった気分になった。十代のころから、母が持っていたピーター・ポール&マリー版「風に吹かれて」のレコードを聞いたり、CDも何枚か買ったりした。でもディランの歌の世界に惹か…

「死ぬくらいなら辞めればよかった」は絶対に誤り?

電通新入社員自殺、「死ぬくらいなら辞めればよかった」が絶対に誤りである理由。 (後藤和也 産業カウンセラー/キャリアコンサルタント) ■本件についてはさまざまな議論がなされているが、「自殺するくらいなら、その前に会社を辞めればよかった」という意…

築地本願寺で男性同士の「結婚式」

友人がSNSに面白い投稿をしていました。築地本願寺を訪れたら男性と男性の「結婚式」が行われていたのだとか。許可をもらったので、投稿をそのまま転載してみます。 連休最終日、筑地を散策。 市場より興味がある築地本願寺へ。「あ、なんか結婚式やってる」…

取材の基本

分かったつもりになっていることでも、人に説明するのはむずかしい。相手が子供だとなおさらだ。ニュース解説で定評がある池上彰さんも、NHKの「週刊こどもニュース」の「お父さん」として、誰にでも分かりやすく説明する力を磨いたという。毎日小学生新聞の…

ベートーベンの問いを想像する

子供のピアノ発表会を観にいった。小学校低学年から大人まで、あれやこれやの演奏。ぼく自身は幼児コースに2年行ってやめてしまったので、楽器が弾ける人はうらやましい。本番に臨むにあたって、生徒たちが心にいだく思いもさまざまだ。この思いは質問のか…

「人ひとり殺すと、いくらですか?」(西原理恵子の質問)

漫画家・西原理恵子は、アジアの貧しい国を旅するとき、必ずする質問が3つあるという。 「汁そば一杯いくらですか?」 「玉子一個、いくらですか?」 「人ひとり殺すと、いくらですか?」 この3つを聞くと、その国の貨幣価値がだいたいわかるのだそうだ。3…

「今この瞬間、自分にはどんな選択肢があるのか?」

大手広告会社1年目の女子社員が自殺した裁判の記事を見た。大学と学部はぼくの後輩にもあたる。彼女はなぜ自殺せざるを得なかったのか、気になった。ぼくは広告会社に5年勤めて退職した。たまに徹夜もあったが、そこまで理不尽な思いをしたことはなかった。…

ビートルズがいだいた問いとは?

新宿でドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK』鑑賞。「エイト・デイズ・ア・ウィーク」とは、「1週間に8日、ぼくは君を愛してる」という内容の歌だが、ここでは「1週間に8日ぐらい忙しい」ライブツアーを思い起こさせるタイトルとして用…

質問を逆算してみる

何かを成し遂げた人物には、そうせざるを得なかった根本的な「問い」があるはずだ。たとえば「I Have a Dream」(私には夢がある)のスピーチで有名なキング牧師なら、高校の弁論大会で優勝した帰り道、バスの中で白人から席を譲れと強制されたとき、激しい…

フリーライターK氏の質問法

昨日は、フリーのライター&編集業の人と話す機会があった。彼はもともと写真週刊誌のライターをやっていて、現在はいくつかのカルチャー誌にかかわっているのだそうだ。取材についていえば、今はぜんぜん苦にならない、それは最初に写真週刊誌を経験したか…

鍵となる質問点「なぜ、話が通じないのか?」(5)

自分の性格をひと言で表現するとどうなるか? ひとつ特徴をあげるとすれば、「ニセ科学的なもの」への嫌悪があるだろう。BAZOOKA討論への参加動機もそこにある。それが4月末の第1回討論では、 無駄にエキサイトするというわるい面がでてしまった。その反省も…

鍵となる質問…「なぜ、話が通じないのか?」(4)

なぜ、話が通じないのか?去年の4月末と6月初旬に行われたBS番組の「SMOKE WARS」は、コミュニケーションについて考えるうえで、いい転機になったと思う。BSスカパーBAZOOKAという番組で、中部大学教授・武田邦彦氏が「タバコと肺がんは無関係」という論を展…

ラッセルを読む会

数年前から参加している「ラッセルを読む会」。休日の東大本郷キャンパス、三浦俊彦先生の研究室にて。「もしもこの世界が5分前に(あらゆる証拠と記憶をともなって)誕生していたのだとしたら?」…ひとつの問いからお喋りが広がる面白さ。終了後は近くの居…

「科学的な喧嘩」

一昨日のエントリーで紹介した国立がん研究センターの発表は、ネットでも話題になっているようだ。がんセンターとJTの一連のやりとりは、2020年東京オリンピックに向けて、屋内完全禁煙化の議論を加速させることだろう。 「受動喫煙と肺がんに関するJTの反論…

「かつ銀」最終日

9月30日、銀座「かつ銀」最終日のランチ。ヒレカツ丼を堪能。30年近く続いた名店だが、ご主人が完全引退されるらしい。ものごとには終わりがある。 今日はどうすごそう? いつか終わりがある。今日はどうすごそう? 質問のしかたによって、答えの質もちがっ…

結局、何に従って行動したらいいのか?

最初の計画とは違うことをしたくなるときがある。それは旅においても、日常生活においても同じだ。昨日は午前中にラジオCMのについて意見交換する機会があった。そのあと急に思い立って、ラジオ番組「ヨコハマラジアンヌスタイル」の番組自体の最終回を見学…

国立がん研究センターがJTに反論

うやむや【有耶無耶】 あるのやら、ないのやら。ものごとがはっきりしないようす。いいかげんで、あいまいなようす。「事件がーになる」(角川必携国語辞典)) 国立がん研究センターが一昨日、「受動喫煙と肺がんに関するJTコメントへの見解」を発表した。こ…

鍵となる質問…「なぜ、話が通じないのか?」(3)

他人にとってはどうでも良くても、自分にとっては心が強く揺り動かされるできごとがある。昨日はそんな体験をした。仕事仲間でもあり友人でもあるフリーアナウンサー安田佑子さんのラジオ番組が最終回を迎えた。横浜市にあるラジオ局1階のカフェで行われる…

鍵となる質問…「なぜ、話が通じないのか?」(2)

さてタバコに関しては、『禁煙ファシズムと戦う』(ベスト新書)などで受動喫煙の健康被害を否定する批評家K氏を「インチキ学者」と挑発的に批判していたら、最後に名誉毀損(?)で訴訟を起こされた。仮に原告K氏の訴えが全面的に認められれば300万円支払わ…

鍵となる質問…「なぜ、話が通じないのか?」

昨日、傾聴の講座を受講しながら、まったく個人的なことなのだけれど、大きな発見があった。ぼく個人が十年前から心のどこかに抱いていた根本的な疑問が、はっきりした言葉となって姿を表したのだ。それは「なぜ話が通じないのだろう?」という疑問だった。…